『エッセンシャル思考』を経営の現場で使ってみた|「より少なく、しかしより良く」の実践記

ビジネス書レビュー

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『エッセンシャル思考』を、経営の現場で実際に使ってみました。「より少なく、しかしより良く」という一冊の考え方を、自社の意思決定とスケジュールにどう落とし込んだか。良かったところも、向かなかった場面も、経営者本人の視点で正直に書きます。流行の要約ではなく、使ってみた所感としてお読みください。

『エッセンシャル思考』とは何か

グレッグ・マキューンの『エッセンシャル思考』は、「やることを増やす」のではなく「本当に重要な少数に絞る」ための考え方をまとめた一冊です。あれもこれもと手を広げるほど成果が薄まる。だから「より少なく、しかしより良く」を選ぶ——というのが核になっています。

この本のいちばんの主張

「すべてをやろうとする」のではなく、本質的な少数を見極めて、そこに力を集中する。残りは上手にやめる。忙しさの自慢から、成果の質へ。経営者の意思決定そのものに効く考え方です。

内容の解釈は筆者(経営者本人)のものです。詳細は書籍をご確認ください。

使ってみてどうだったか

いちばん効いたのは、会議と依頼を断る判断でした。本書には「もし全力でイエスと言えないなら、それはノーだ」という主旨の考え方が出てきます。これを基準にしてから、なんとなく受けていた打ち合わせや、惰性で続いていた定例を、迷わず減らせるようになりました。

もうひとつは、新しい施策を増やすときの歯止めです。アイデアが浮かぶたびに着手していた以前と違い、「これは本質的な少数に入るか」と一度立ち止まる癖がつきました。結果として、同時に走らせる施策の数が減り、ひとつあたりの仕上がりは上がったという実感があります(あくまで自社での所感です)。

取り入れて良かった点

  • 断る判断に明確な基準ができ、会議と雑務が減った
  • 「やめること」を先に決める発想が身についた
  • 少数に集中することで、一つひとつの質が上がった

どんな経営者・場面に効くか

こんな人に響くはず

  • 忙しいのに成果が薄まっている感覚がある経営者
  • 頼まれごとや会議を断れず、時間が溶けている人
  • 施策を広げすぎて、どれも中途半端になっている人

特に、仕事を「手放す」と「集中する」に分けたい経営者と相性が良い一冊です。何をやめるかを決める言葉が、本書にはたくさん用意されています。

向かない人・注意点

合わないかもしれない場面

  • 具体的な業務マニュアルや手順書を求めている人(本書は考え方の本です)
  • すでに「選択と集中」が徹底できている人には、再確認程度かもしれません
  • 読んで終わりにせず、自分の予定表に落とし込む手間は必要です

試すなら

考え方の軸を一冊持っておきたい経営者には、長く効く投資になります。気になった方は下記から手に取ってみてください。

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まとめ

『エッセンシャル思考』は、「より少なく、しかしより良く」を経営の判断基準に変えてくれる一冊でした。断る基準ができ、やめることを先に決められるようになる。忙しさに飲まれている経営者ほど効く本だと感じます。読んだら一度、自分の予定表を本書の基準で見直してみてください。次の「使ってみたラボ」もお楽しみに。

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