月額0円のAirレジは本当に安いのか|スマレジ・ユビレジと「3年の総額」で比べた【2026年版】

会計・バックオフィス

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店舗のレジを選ぶとき、いちばん目を引くのは「月額0円」です。実際、周りの経営者に聞いても最初に出てくる候補はほぼAirレジです。ただ、月額0円は「毎月払わない」という意味であって、「総額が安い」という意味ではありません

この記事は、店舗やサロンを1〜数店舗まわしている経営者に向けて、Airレジ・スマレジ・ユビレジの3つを3年間で実際に出ていく総額で並べ直したものです。結論から書きます。

結論|「月額」ではなく「初期+月額×36ヶ月」で並べると順番が変わる

  • Airレジは初期費用・月額費用ともに0円。ただし周辺機器をそろえると初期に合計129,120円(税込)〜かかる(公式の参考価格)
  • スマレジもスタンダードプランは月額0円。ただし1店舗のみで、レジ端末の追加ができない
  • ユビレジは月額6,900円(税抜)から=3年で約27万円。そのぶん在庫管理やハンディまで最初から設計されている
  • つまり差がつくのは月額そのものではなく、「店舗数」「レジ端末の台数」「在庫管理を使うか」の3点

会計ソフトを入れたときも同じでしたが、費用の判断を狂わせるのはいつも「毎月いくら」という表示です。出ていく順番が違うだけで、3年で見た総額はかんたんに逆転します。

3社の費用を同じ土俵に並べる(2026年8月時点・公式料金ページの実値)

Airレジ|月額0円。お金がかかるのは周辺機器だけ

Airレジは利用料・初期費用・月額費用・サポート費用がいずれも0円で、適用条件の制限もありません(Airレジ オーダーの機能は別)。かかるのは周辺機器の実費で、公式の参考価格ではiPad 74,800円〜・据え置き型レシートプリンター 45,300円〜・キャッシュドロア 9,020円〜、合計129,120円(税込)〜とされています。

ここが読み違えやすいところで、Airレジの費用は「初期に一度だけ、機器の形で出ていく」という性質です。毎月の固定費は増えませんが、開業月のキャッシュアウトは3社でいちばん重くなることがあります。

スマレジ|0円プランはあるが「1店舗・端末1台」の枠がある

スマレジはスタンダードが1店舗のみ月額0円。上位はプレミアムが月額5,500円(税込)、プレミアムプラスが8,800円(税込)、飲食向けのフードビジネスと小売向けのリテールビジネスがそれぞれ15,400円(税込)です。

注意点は端末数で、レジ端末は1店舗につき3台まで、追加は1台あたり月額1,540円(税込)。しかもスタンダードプランは端末の追加ができません。レジを2台立てる予定があるなら、0円プランは最初から選択肢から外れます。

ユビレジ|月額はかかるが、在庫とハンディが地続き

ユビレジはプレミアムプランが月額6,900円(税抜)〜。飲食店向けにハンディを足すと8,400円〜、QRオーダーまで入れると15,000円〜、小売向けに在庫管理を足すと11,400円〜という並びです(いずれも税抜・1ヶ月のお試しあり)。

3社のなかで唯一、入口から「レジ会計+管理・分析」がセットで値付けされているのがユビレジです。あとから機能を足す前提がない、と言い換えてもいいと思います。

3年の総額で並べ直す(1店舗・機器は自前で用意する前提)

  • Airレジ:0円 × 36ヶ月 + 機器129,120円 = 約13万円
  • スマレジ スタンダード:0円 × 36ヶ月 + 機器 = 約13万円(ただし1店舗・端末追加なし)
  • スマレジ プレミアム:5,500円 × 36ヶ月 = 198,000円 + 機器 = 約33万円
  • ユビレジ プレミアム:6,900円(税抜=税込7,590円)× 36ヶ月 = 約273,240円 + 機器 = 約40万円

この並びを見て「やはり0円が有利」と読むのは早いです。3年で20〜27万円の差は、月あたりにすると5,500円から7,600円。人ひとりが月に何時間、レジ締めと在庫の突き合わせに使っているかを掛け算したほうが、判断としては正確です。私の実感では、この手の固定費は「削るもの」ではなく「何時間を買っているか」で見ると間違えません。

経営者が実際に効くと感じたのは、レジ本体ではなく会計との連携

会計ソフトを入れて最初に効いたのは、機能の多さではなく入力しなくてよくなった項目の数でした。レジはその入り口にあたります。3社ともクラウド会計と連携できますが、連携が通っていれば「1日1回の日商入力」という作業そのものが消えます。逆に連携できない組み合わせを選ぶと、その手入力が営業日数×年数だけ積み上がります。

レジの月額を5,000円下げても、締め作業が毎日15分残るなら、年間で90時間です。総額の比較表に載らないのはいつもこちらの側で、ここを先に決めておくのが結局いちばん安く済みます。

レジ側の実費は、料金ページを一度見ておけば判断がつきます。周辺機器の参考価格まで公式に出ているのはAirレジだけなので、総額を出す起点にしやすいです。

Airレジは初期費用・月額とも0円です。料金と、そのまま使い始める場合の登録は公式で確認できます。

Airレジ(公式サイト/アカウント登録は無料)

選び分けの基準は3つだけでいい

  1. 店舗が1つで、レジ端末も1台のまま→ Airレジ、またはスマレジ スタンダード(どちらも月額0円)
  2. レジを2台以上立てる/店舗を増やす予定がある→ スマレジ プレミアム以上(0円プランは端末追加ができない)
  3. 在庫管理とレジを1つにまとめたい→ ユビレジ(在庫管理込みで月額11,400円・税抜〜)

逆に言うと、この3つが決まっていない状態で料金表を見比べても答えは出ません。台数と店舗数を先に決めてから料金ページを開くと、比較は10分で終わります。

開業前で、レジと会計をこれから同時に決める段階の方は、順番を整理した記事を先に読んだほうが早いです。会計ソフト側の3社比較も別記事に置いています。

※本記事の料金は2026年8月19日時点で各社公式の料金ページに掲載されていた金額です。Airレジの周辺機器価格は公式に「2026年7月2日時点での市場参考価格」と明記されているものを引用しています。最新の金額は各公式サイトでご確認ください。

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