副業でサイトやブログを持とうとして、最初に止まるのが毎月いくらかかるのかという点です。検索すると月額100円台から数千円までの数字が並び、どれが自分の話なのか分かりません。会社員の副業なら、売上が立つ前から出ていく固定費がいくらなのかを先に決めたいところです。
結論から書きます。副業でサイトを持つ固定費は、サーバー・ドメイン・会計の三つだけです。このうちサーバーは年1万円以内で収まり、残りの二つを足しても、だいたい月1,000円台で止まります。金額が大きく見えるのは、プランの選び方ではなく、使わない容量を先に買ってしまったときです。
先に結論:固定費は「三つ」に分けて数える
私は自社で複数のサイトを運用していますが、立ち上げのときに見るのは三つだけです。①サーバーの月額 ②ドメインの年額 ③経費を記録する手段。この三つ以外は、あとから必要になったときに足せばよいものです。最初に全部そろえようとすると、使わない機能に毎月払い続けることになります。
副業の場合、ここに四つ目の論点が乗ります。払った固定費を、確定申告でどう経費に載せるかです。サーバー代は年間で見ると小さな額ですが、記録が残っていないと経費にできません。費用を安くする話と、費用を記録する話は、同時に決めたほうが早いです。
① サーバー代は「容量」ではなく「サイトの数」で決まる
共用サーバーの料金は、容量と、置けるサイトの数でプランが分かれています。ここでは数字が公開されている例として、ロリポップ!レンタルサーバーの料金ページを見ます。2026年10月7日時点で公開されている月額(いずれも長期契約時の最小額)は次のとおりでした。
公開されている月額(2026年10月7日採取)
エコノミー 121円/ライト 330円/スタンダード 605円/ハイスピード 660円/エンタープライズ 2,420円。初期費用は0円で、10日間の無料お試しがあります。
副業で1サイトだけ持つなら、ライトの330円が出発点になります。容量は350ギガバイト、独自ドメインは200本まで。副業の段階で350ギガバイトを使い切ることは、まずありません。スタンダードの605円との差は、容量よりも電話サポートと接続方法が増えるところです。ハイスピードの660円は独自ドメインが無制限になるので、複数サイトを並行させる段階で意味が出てきます。
年額に直すと
ライトなら年3,960円、スタンダードなら年7,260円、ハイスピードなら年7,920円です。いちばん上と下の差は年4,000円弱で、月に直すと300円台の差しかありません。だからここは「迷ったら安いほう」でよく、後から上げられる設計になっているかだけを見ればいいという結論になります。
② ドメイン代は「サーバー代とは別に」数える
ここを混ぜると計算が狂います。サーバーの月額に、ドメインそのものの年額は含まれていません。サーバー側が「独自ドメインが200本使える」と言っているのは、持ち込めるドメインの上限で、ドメインを買う費用の話ではありません。取得先と文字列によって年額が変わるので、固定費としては別の行に立てて、契約するときに実額を入れます。
通信を暗号化する仕組みは、いまは共用サーバーの標準機能として無料で付くのが一般的です。ここを有料だと思って別に見積もると、固定費が実際より膨らみます。
③ 経費を記録する手段を、同じ月に決めておく
自社でやって効いたのはここです。サーバーを契約した月に、会計ソフトも一緒に申し込んでしまう。理由は単純で、サーバー代は毎月同じ額が同じ日に落ちる固定費なので、最初に一度だけ登録しておけば、以後は自動で経費として積み上がっていくからです。
逆の順番、つまり確定申告の時期になってから一年分の明細をさかのぼる方法を、私は最初の年にやりました。年3,960円の経費を拾うために、半日使いました。金額と手間が完全に逆転していて、二年目からは契約と同じ月に記録の仕組みを入れる順番に変えています。
副業の規模なら、どのソフトでも足ります。無料の範囲で始めて、売上が立ってから月額に上げるのが無理のない順番です。
結局いくらで始められるのか
サーバー330円+記録の手段を無料の範囲で始めるなら、初月の実質負担は330円です。これに自分で選んだドメインの年額が乗ります。初期費用が0円で無料お試しが10日あるので、先に手を動かして、続けられると分かってから課金する順番が取れます。
副業でいちばん高い固定費は、実はお金ではなく判断に使う時間です。月300円台の差でプランを一週間迷うのは、時間単価で見ると明確に損です。安いほうで始めて、足りなくなったら上げる。これだけ決めておけば、この論点は今日で終わります。
今日決めるのは、三つの行を埋めるだけ
紙に三行だけ書きます。サーバーの月額、ドメインの年額、記録の手段。埋まったら契約してよく、埋まらないうちは比較記事を何本読んでも決まりません。
副業の収支をいくらから申告するかという手前の論点は副業の確定申告は年いくらから?に、会計ソフト三社の違いはクラウド会計ソフトの選び方にまとめています。開業届まで進む場合の順番は開業の手続きは順番で決まる、月額を時間に換算して判断する考え方は月額は何時間ぶんかで考えるをあわせてご覧ください。


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